頑張り屋さんの心がしおれる理由—心の弾力を守るヒント
元気なとき、私たちは外側から飛んでくる心ない言葉や、ちょっとしたトラブルをポーンと跳ね返す力を持っています。
まるでパンパンに膨らんだ新しいボールのように、柔軟で強い弾力がある状態です。
しかし、人間関係の悩み、環境の変化、終わりの見えない仕事の忙しさ……。
外からの刺激を受け続けていると、その弾力は少しずつ失われていきます。
気づけば、かつては跳ね返せていたはずの刺激が心に深く刺さるようになり、シワシワ、ぷしゅーと、音を立ててつぶれてしまう。
そんなとき、私たちの「脳」の中で何が起きているのでしょうか?
脳は「三層構造」でストレスを受け止めている
私たちの脳は、ざっくり言うと三つの層に分かれて役割を分担しています。
ストレスは、この外側から順番に侵食していくのです。
1. 第1層:理性の脳
一番外側にある、人間らしく知的な活動を司る部分です。
「ダイエット中だからおやつは我慢しよう」
「眠いけれど仕事が終わっていないから頑張ろう」
といった判断をします。
ストレスはまずここにかかります。
私たちは「理性」で判断して、まず我慢しようとするのです。
2. 第2層:感情・欲求の脳
理性の脳で我慢し続けると、ストレスはその奥の層へ進みます。
ここは好き嫌いや食欲、感情を担当する場所です。
ここに負担がかかると、感情のコントロールが難しくなったり、急に涙が出たり、過食や拒食といった「本能的なバグ」として現れ始めます。
3. 第3層:生命維持の脳
さらにストレスがのしかかり続けると、最後に行き着くのが一番奥にある「脳幹」です。
ここは自律神経を司り、呼吸や血流など、生きていくための基本を支える「命の司令塔」です。
ここまでストレスが届くと、血流の悪化、冷え、ひどい肩こり、自律神経失調症など、自分ではコントロールできない「体の不調」として悲鳴を上げ始めます。
「奥」に届く前に、自分を喜ばせてあげる
一度「脳幹」までストレスが届いてしまうと、回復には長い時間が必要です。
だからこそ、ストレスが脳の奥深くまで浸透する前に、早め早めに解消していくことが何よりの防衛策になります。
「あ、今ストレスを感じているかも」と気づいたら、すぐに自分を喜ばせる「小さなこと」をプレゼントしてあげてください。
例えば私だったら、こんな感じ。
- ベランダに出て、ボーっと雲を眺める
- お部屋に一輪だけ、好きな花を飾ってみる
- お気に入りの茶葉やスパイスで、美味しいお茶を淹れる
あなたが喜ぶことはなんでしょうか?
どれも数分でできることですが、この「小さな積み重ね」が、脳の緊張を緩めてくれます。
私のおすすめ:「明るいうちからのスキマ時間入浴」
いろんな解消法の中でも、私が特におすすめしたいのが「まだ外が明るいうちから湯船に浸かる」ことです。
お風呂は体を温め、緩めてくれます。
肩こりや腰痛など痛みや違和感があるときには特におすすめ!
スマホも持ち込まず、ただぼーっと5分だけでも浸かってみてください。
「まだ明るいのに、お風呂に入っちゃう贅沢」という特別感✨とリラックス効果が、心を優しく元気にしてくれます。
いいアイデアが浮かんできて、かえって入浴後に仕事がはかどったりします。

自分に厳しい方にこそ、試してみてほしいです。
心が「ぷしゅー」とつぶれて動けなくなる前に、こまめに自分をメンテナンスしてあげましょう。
あなたは今日、自分のためにどんな「小さな喜び」を用意してあげますか?
